アメリカのハイパフォーマンス・スポーツカーメーカーである「サリーン(SALEEN)」から、2010年モデルのマスタングをベースにした、435馬力仕様のニューモデル「435S」が発表されました。
本日は、新生サリーンのニューモデル、この「435S」についてご紹介しましょう。
レーシング・ドライバーであったスティーブ・サリーンが1983年に興したアメリカの完成車メーカー「サリーン(SALEEN)」は、2000年にアメリカン・スーパーカーと言われる「S7」(最終モデルはツインターボ@10000馬力!!)を輩出するなど、大きな活躍を見せたスポーツカー・ブランドでした。
昨年のニューヨークオートショーでは、「S7」の後継ともいえる「S5 Raptor Concept (ラプター)」を発表するなど、今後の活躍が期待される一方、フォード・GTやダッジ・バイパーの生産にも協力するなど、企業としても魅力的な側面を持った会社でした。
ところが、2008年秋以降、急激な景気後退と燃料の高騰により、サリーンの様なスポーツカー・ビジネスにも大きな影響が出るようになり、遂に2009年2月に、Saleen Inc.はM.J. Acquisitions Inc.に買収されてしまったのです。
その後、スティーブ・サリーンは自身の新たなるブランドを立ち上げるなど活躍を見せましたが、買収された「サリーン」の方からは一向にニューモデルの発表がありませんでした。
ところが、やっと、その新生「サリーン」から2010年モデルのマスタングをベースにした「2010年型サリーン・435S」が発表されたのです。
この「435S」は、フォード製の4.6リッター・3バルブ・SOHC・V8をベースに、サリーン製シリーズ6・ツインスクリュー型スーパーチャージャーを搭載した車両で、2ステージのインタークラーも備えます。
その最大出力はモデル名から想像できる通り「435馬力」。トランスミッションは5速MTのみ。ファイナルレシオは3.73:1で、LSDが標準装備。435馬力に3.73というファイナルの組み合わせなら、かなり俊敏な加速が味わえることでしょう。
外装はもちろん、サリーンらしい独自のボディパーツで架装されており、車高も1.5インチほどロワード。サリーン製レースクラフト・パフォーマンス・サスペンションや専用スタビも装着済みです。
ブレーキももちろん強化。12.4インチのスロテッド・ローターをフロントに採用し、4ピストンのキャリパーもオプション装着が可能です。
ブレーキの大径化に合わせて、ホイールも18インチの5スポークを採用。19、もしくは20インチ・ホイールも用意されるそうですよ。
ということで、新生サリーンの「435S」はいかがでした? スティーブ・サリーンが直接携わていない「サリーン」に、はたしてどれだけの価値があるのかは正直「?」ですが、少なくとも「サリーン」ブランドのスーパーマスタングが登場したことは素直に喜ぶべきでしょう。