冷凍食品や不動産、工業デザインなどで成功を収めたアメリカの企業家「スコット・デヴォン(Scott Devon)」氏が起こした「デヴォン・モーターワークス(Devon Motor Works)」社が、アメリカ最速を目指したスポーツカー「2010 デヴォン・GTX(Devon Motor Works GTX) 」 を発表しています。
「ダッジ・バイパー(ヴァイパー)SRT10 (Dodge Viper SRT-10)」をベースにしたこの車両はカリフォルニア州アーバイン(Irvine, California)で年間36台のみ製造される「ウルトラパフォーマンス・スーパーカー」(同社WEBサイトより)。
最大出力650馬力を発する8.4リッターのV10や、スチール製スペースフレームなど、基本はダッジ・バイパーSRT10をベースにしたものですが、デヴォン社製のカーボンファイバー製ボディ・パネルをセットし、軽量化とエアロダイナミクスを追求。さらに足回りなどを大幅に見直すなど、一見するとバイパー・ベースには思えない1台に仕上がっています。
実際、この8月にはアメリカ・カリフォルニア州のラグナセカレースウェイにおいて、市販車のラップタイムレコード更新に挑戦、ニッサン・GT‐Rやポルシェ・911ターボのラップタイムを超え、見事1分35秒075というコースレコードを記録したといいますから、そのパフォーマンスもかなりのもの。
開発にはフォードで市販モデルのサスペンション設計をしていたAndy Benedict 氏や、フォード・フォーカス・Cマックスのチーフデザイナーを務めたDaniel Paulin氏ら、業界の経験者が多数参画。製造するデヴォン社も、これまでル・マン24時間耐久レースや欧州FIA・GTに参戦するレーシングチームを保有することなどから、「デヴォン・GTX」の戦闘能力はけっして侮れ無い様です。
それにしても、新型がアナウンスされるダッジ・バイパーSRT10ですが、新興スポーツカーメーカーにとっては格好のベースモデルなんですね。
ちなみにこの2010 デヴォン・GTXの市販価格は$500,000($1=100円換算で、邦貨5000万円!!)。ベースモデルの「ダッジ・バイパーSRT10」が、$90,000前後ですから、なんとその価格はバイパーの5倍強!! 費用対効果に敏感な方なら、素直にシボレー・コルベットZO6、もしくはZR1を買うのでは?
| デヴォン・GTX vs ダッジ・バイパーSRT10 | ||
| 車両 | デヴォン・GTX | ダッジ・バイパーSRT10 |
| ホイールベース | 2,509mm | 2,510mm |
| 全長 | 4,374mm | 4,459mm |
| 全幅 | 1,994mm | 1,911mm |
| 全高 | 1,230mm | 1,210mm |
| エンジン | 8.4L / OHV V-10 | 8.4L / OHV V-10 |
| 最大出力 | 650hp @ 6100rpm | 600hp @ 6100rpm |